左脳を使わない人たち
こんにちは。スピリットマインド編集部のいづみです。
少し前、「ガッテン農法」という方法で野菜を育てている三浦さんという方のワークショップに行ってきました。
自然農をやっている人なら、「ああ、ねじねじの人ね。」っと、知っている人も多いと思います。
稲藁や雑草をねじねじとネジって、正月飾りみたいなものを作って畑に埋めとくと、なんだかスクスクと野菜が育つ、というのです。
その三浦さんのトークは、常識で考えるな、囚われるな、自分で感じて、自分で確かめて!という姿勢から獲得した、型破りな発見でいっぱいです。
三浦さんは学校の勉強で使うような頭の使い方をしません。
でも、野菜の声を聞きます。
私のお友達のSちゃん、生まれてくる前、「お前の記憶力をとるよ。」って言われて承諾したそうです。そのことは、覚えているんだけれども、生まれてみたら、ほんとに記憶ができなくて、おかげで学校や、社会では、大変。
そんなSちゃんは、心の世界を深く潜ります。
そして、恒美さんとおんなじ事を言います。
「物事を頭で考えて判ろうとしなくていい。わからなくていい。心でただ感じるしかない。」って。
ジムボルト・テイラーさんってご存知ですか?
2008年にタイム誌で”世界に最も影響を与えた人、ベスト100人”に選ばれたアメリカの脳科学者です。
彼女は脳卒中で左脳が機能しなくなった時の経験を「奇跡の脳」という本に書いています。
物の形もわからない、記憶もできない、字も読めない、となったけれど、その一方で右脳だけの涅槃の世界を体験したという。。。
恒美さんも、左脳的な作業が苦手。
そして、恒美さんは、この3次元の表層よりもっと深い層。エネルギーの層を見ています。
左脳のおかげで、記憶ができて、手順が理解できて、計算ができて、どっちが得か、どっちが大きいか判断ができる。この世を生きるには、便利でありがたいことですね。
けど、そのパワーが弱まった時、これまでと違う知覚能力、感受性からこの世界を体験することになる。こういう人たちのことを知ると、それは、どうやら間違いないことだと改めて思います。
じゃ、どうやったら、左脳の出力を抑えることができるの?
もはや暴走していて、考えることをやめるなんてできないんだけど?
それをお伝えしているのがスピリットマインド・トレーニングです。
このプログラム、私も製作に関わっています。
5年前、恒美さんから、スピリットマインドを育てるプログラムを作るので、手伝って欲しい、と言われ、恒美さんから湧き出る言葉を、キャッチして書きとめていきました。
それは、不思議な作業でした。
一見、ただの口述筆記です。
でも、その場にいる人は、皆、一つの流れを追いかけていました。
流れの中で、お魚を追うように、言葉を追いました。
言葉を捕まえて、今ひとつだと、ぽいって、放します
時に、全員「。。。。」となって、凪状態になったり、ある時は、「いいね!いいね!」とスイスイ進んだり。
言い回し、言葉、それによって巻き起こる水流のようなエネルギーと、恒美さんが伝えたいことのエネルギーがマッチしているかどうかに、妥協をしませんでした。
ある程度できたものを見直すと、その言葉たちが「サワ、サワ。。。」って風に揺れる柳の枝みたいに、私の中の蜘蛛の巣のネットみたいなものを撫でるんです。
違う時には、パッパッと光る線香花火みたいな繊細な光のイメージが、深い静寂の中に点滅して現れる。
私にとっては、そんな刺激が巻き起こる言葉たちでした。
あれがなんなのかは、全くわかりませんでした。
あとで、恒美さんが教えてくれたんですが、あの感触やイメージは、スピリットマインドを共有することで引き起こされているのだそうです。私たちは、あの作業をしている時、一つのマインドを共有して、そこを循環している流れを捉えていたそうなのです。
え、そうなの?
ちなみに、私は、チームの中でも、一番エネルギーがわかりません。
ですが、このプログラムの中に込められているものは、とてつもなく深遠な、自分の故郷を感じる何かであることはわかります。
というわけで、今日はここまでにしますね。
ではね~。
バイバーイ😁。