いつも周りのことを気にかけて、人を助けたり役に立つのが好きな人が気をつけて欲しいこと
今、この世界で起こっているさまざまな変化は、十数年前に地球に降りてくるようになった新しいエネルギーによってもたらされているそうです。これによって私たちの意識の大きさも拡大して広がり、多次元に繋がってきている、と恒美(ひさみ)さんは言います。
でも、自我(エゴ)の意識であるマテリアルマインドが強い私たちは、この多次元に拡がっていく意識を、マテリアルマインドという一つの小さな意識で受け止めて感じてしまうとのこと。
そして今現在、世界にはとても重いエネルギーが流れているのだそうです。この重いエネルギーが、マテリアルマイドだけでそれを受け止めている私たちに影響を及ぼしているらしい。。。
今回はその事に関連して起こる、とても気になる事についてお伝えしようと思います。
一体、私たちに何が起きているのでしょうか?
「マテリアルマインド(自我)で多次元の意識を受け止めていると、
重いエネルギーが来た時、場合によっては対応できなくなって、
今まで当たり前にしていた事にも、色々な事にも疲れ果て「何をやっても疲れ果てる』『この世界が嫌になる』『自分を消去したくなる』というような事を一瞬強く感じてしまって、その強い思いに繋がって衝動的に行動してしまうようなことも起きてくるの 」
ええっ……? 思わぬ話の展開にビックリしてしまいました。
なんだか衝撃です……
そういえば、最近、いくつか自死に関わるニュースを目にすることがありました……
恒美さんによるとこの現象は、今の人生に不満を感じている人だけでなく、
現実的には幸せな人にも起こりうるそうなんです。
むしろ幸せな状況のはずなのに、幸せを感じられなくなっている人の方が怖いそうなんです。
恒美さん、それってどういうことなの? どうしてそうなるの?
「それはね、こういう事なの。
意識がこの次元の意識だけだったら、一般的に良いとされる物質的な幸せや、環境や持ち物などの自分の外側にある幸せ、例えば、お金が十分にあるとか、仕事がうまくいっているとか、人間関係が順調だとか、それで幸せと感じることができるはずなの。
でも、人々が多次元の意識に繋がっていくと、
仲間に恵まれていても仕事に恵まれていても家族に恵まれていても、今までのような意識の高揚感が薄れて、喜びがない、情熱もない、原動力みたいなものが自分の中に湧き上がってこない、って意識状態になる。
こうなってくる人がこれからきっと増えるの。
だって物質的幸せ、自分の外側にある幸せって、この次元だけの価値の物差しだからね。
仕事がハードなのに生活かかってるから辞められないとか、夫婦関係うまくいってないとか、分かり合える友達がいないとか、
幸せではない理由がある時はまだいいの。
でも例えば、子供もいる、素敵な旦那さんもいる、なんの悩みごともない。
幸せのはずなのに、幸せと感じる感覚が薄れてよく分からない。
こんなに怖いことはないよ」
言われてみると確かにそうです。
幸せでない理由がある時は、その理由となる原因が解決すれば幸せになるのではないか、という希望があります。それが原動力となり動けます。
でも、どう考えてもその幸せを手にしているはずなのに、幸せを感じられないとしたら、一体どうしていいのかわからなくなりますよね。
希望が見出せなくなるかもしれません………
そして、自死する人は、万策尽き果ててどうしようもないからとそれを選ぶ訳ではない、と聞いたことがあります。
客観的に見て、状況的にどうしようもなくなっている人でも自死を選ばず、状況的にそこまでではないはずの人の方が自死を選んでしまう、その違いこそが、その人が『絶望しているかどうか』であると。
恒美さんは続けます。
「こんな時、場合よってはパワーが持てず、今世を終わらせるしかない、となってしまう。
でもね、この次元の意識を絶ったところで、そのあと感じることは今まで生きていた世界と同じなんだよ。
自分が苦しい時、一つのことを思い詰めている時、何もやる気が起きなくて生きている意味がわからない時、
そんな時は寝たからって楽にならないよね? 起きてもまた同じ気持ちだよね?
それと同じなの。
残された家族や周囲の人は、亡くなった人に対して楽になっていて欲しいと思うけど、
実際は楽になってない。
肉体の重さは無くなるけど、その意識の重さを背負って解放していくというのは、どの意識レベルでも同じ事なの。
だからね、辛い時、このエネルギー循環に入ってしまうと、この今という時をデリートしたら楽になれると思ってしまうのは痛いほど分かるのだけど、次元を変えても同じだということは、頭に入れておいて欲しいの」
そして恒美さんは
「いつも周りのことを気にかけている人、人を助けたり役に立つのが好きな人は、
特に気をつけて欲しい」
と言います。
なぜかというと今の時期に自死を選んでしまうタイプは、上記のような『人のため、周りのため』に、自分のエネルギーを与えている人が多いそうなんです。
「本来なら、誰よりも人に迷惑をかけたり人を悲しませるのが嫌なタイプなのに、
『自分をデリートしたい、終わらせたい』となる『魔の瞬間』に入ると、
虚しさ、訳のわからない疲れ、重く黒いものに引き込まれ、
周囲がどれくらい悲しむか、どれくらい後悔するか、本当にわからなくなるの。
悲しませることが、自分の一番嫌いなことなのに」
何ということでしょう………
誰よりも人を悲しませたり迷惑をかけるのが嫌なはずの人ですら、
自分が自死を選んだ時どのくらいの打撃を周囲に与えるか、
これが分からなくなってしまう『魔の瞬間』とは、どれほど強力なんでしょう………
恒美さん、この『魔の瞬間』に入ったら、一体どうすればいいの?
「魔の瞬間に入ってしまったら『これは本当の自分ではない』という思考を持って、
その思考からしがみついて離れないで欲しいの。
それと、この魔の瞬間の時は、人はみんなその人独特の目線になるの。
それは、例えば右斜め下とか。肉体の視点が独特になって、それは必ず下なの。
なので、思い切り視点を上に上げて欲しい。
そこにヘビーな思考や感情の重たさが色々あっても、とにかく視点を上に上げて、
『これは本当の私ではない』
と言って、それから
『今、魔の瞬間に入りはじめてる』
『ここで死んだら、自分の大切にしている愛する人たちやお世話になった人たちの人生に、爆弾を落とすことと同じ』
そう自分に言って欲しい。
そして、今の思いと真逆のエネルギーのものをみる。
それは例えば、空、綺麗な花、大きな木。
今の思考、信念の重たさと真逆の波動のものをみる事で、
そのうちに、本来の自分の光がフッと入るから。
魔から引き上げる思考や感覚が入ってくる」
教えてくれたあと恒美さんは、最後にこう付け加えました。
「この世界では、みんなが表面的に出してくるのは、ポジティブに作りあげて綺麗に見せたものが多いでしょ。だけど、重たくて誰にも見せない部分は皆んな持っている。
でも重たいところは人に見せたら迷惑かかるかなとか、言ったら人が重たくなるかなとか思うから、自分の重たさは自分で解決しようと思う人は多いよね。
だから、魔の瞬間に入る可能性は、誰にでもある。私だってそうなるかもしれないよ」
そういえばゴールデンウイークの期間中に、なんの理由もなくとてもとても虚しくなって、
どうしようもなくなったことが私にもありました。
幸いその時はその感覚を流していけたのですが、ものすごく重い感覚でなかなかしんどかったです。そうか、あれが恒美さんのいう、今流れているめちゃくちゃ重いエネルギーだったんですね……
地球に降りてきた新しいエネルギーの話を初めて聞いた時は、なんだか素敵な時代になるように思ってとても嬉しかったのですが、
その影響によって起こる変化に伴って、こうしてバランスを保つことが難しくなることが出てくることもあるのですね。
でもこんな変化や影響も、スピリットマインドのことを少しでも知ることで、なんとか流していくこともできるのです。
これからもスピリットマインドの情報をお届けして、もし万が一、バランスを崩しかねない大きな影響がきた時も乗り切って欲しいと心から思いました……
読んでくださる皆さんが重たくしんどい感覚になった時、どうか今回の話を思い出してくれますように………