マイナスの経験をしたら、プラスの経験も存在する
皆さんには、思い出すたびに
「悲しくて寂しい…」
「やらかしちゃって穴があったら入りたい…」
「嫌な気持ちになって不愉快……」
なんて経験、ありませんか?
そんな、ネガティヴに感じる経験を多くしてきた皆さんに朗報があります。まずは以下の話を聞いてください。
恒美(ひさみ)さんが話してくれるエネルギーの世界はとてもシンプルで、それだけに適用される物事や状況はとても広くなります。
例えば、物事にはポジティブな面があれば必ずネガティブな面もある、ということについて。これは人の性格にも、起こった出来事にも、世の中の情勢にも、様々な状況に当てはめて恒美さんの話に出てくる、いわばこの世の決まりです。
ネット社会はそれまで出来なかった沢山のことを可能にしました。今はネット環境下であれば、お店に行かなくても物は買えるし、金融機関の窓口に行かなくても振り込みしたり決済したり株を買ったりもできるし、仕事の会議も世界中どこからでも参加できます。
とても便利ですが一方で、データ管理などセキュリティにおいてさまざま危険もあって、時折その様なニュースを目にすることもあります。
私たちのこの世界の物事や状況にはこんな風に、良い面もあれば必ず悪い面もある、それが既定の設定みたいなものなんですね。
ある時、恒美さんが話してくれた「経験」についての話の中にこの決まりを見て、なるほどなあ、と感じた事がありました。
「なんでもそうだけど、人もエネルギーのバランス。人は、自分が決めた良いと思った面ばかりを追求してしまうところがあるの。でもそれも行き過ぎると、エネルギーの領域で見たらバランスが悪くなっちゃう。
ポジティブな面があれば必ずネガティブな面もある。この世で便利などの良い面を経験できるのは、真逆の何かがあるからだということ。
自分がする経験についてもそうなの。
『なんでこんな目に』
『こんなことしちゃってどうしよう』
落ち込みや後悔を感じる経験をしている自分がいるってことは、必ず真逆のポジティブな出来事を経験する自分がエネルギー領域にあるの。
その真逆の自分が存在していなければ、落ち込んだり後悔したりする自分もいないんだよ。今がすごく落ち込むなら、すごくハッピーな気持ちになる経験が存在しているし、
すごく寂しいなら、愛情に囲まれてとても温かい気持ちになる経験が存在している。
だからね、ネガティブな感情になる経験をしたら『こんなに苦しいってことは、めちゃくちゃ幸せっていう経験ができるから』と思ってほしいの。ネガティブな経験はそれを知るきっかけに過ぎない。そしてそれを知ったら、もうマイナスに居続ける必要はないの。
そこは私たちの本来の居場所ではないから」
そっか!自分がマイナスに捉える経験は、自分の中にプラスに感じる真逆の経験が存在しているから『ある』ってことなんですね。
そう言われたら、嫌だなあと感じる経験をした時、いつまでもクヨクヨとその嫌な経験に留まり続けているのは勿体無いなあ、と思います。
でも、マイナスに感じる経験をした時、どうしたらプラスに感じる経験をする自分の方を選んでいけるんだろう?
どうすればいいの? 恒美さん。
「その質問はいい質問だね! その質問をしてくれてありがとう!! 」
あれ? 私が質問を投げかけた途端、恒美さんから「ありがとう」が返ってきました。
なんでありがとうなのかな。
こういう質問、みんなしないかな?
自分の中にプラスの経験がある、って聞いたら、もうマイナスの経験は嫌だし、どうしたらプラスを選んでいけるんだろう、って、思いますよね?こう思うの普通かな、と思うけど……
恒美さん、何がありがとうなの?
「あのね、スピリットマインドの意識はネガティブな経験をマイナスとは捉えずに、『肥やし』と思うの。
自我の意識であるマテリアルマインドで、経験や物事や人や自分を、プラスとかマイナスとか良いとか悪いとかジャッジし続ける事こそ、私たちに永遠の苦しみを産んでいくんだよ。
だからね、『どうしたらプラスを選んでいけるの? 』という質問は、永遠に意識の振り子をジャッジの二極に振れさせるだけ」
うわぁ~! そうだぁ……
確かにスピリットマインドの意識は、
ジャッジから離れて目の前のことをあるがまま、そのまま捉える意識です。
その意識で物事を捉えて向き合っていく時に起こる、不思議なスムーズさを体験して知っているのに、ついつい慣れ親しんだマテリアルマインドのジャッジする意識に行ってしまいます。
「こういうジャッジって、本当に私たちの意識に刷り込まれていてなかなか気づけないよね。
浮き彫りにしてくれて、ありがとう」
そういうことかー
なんだかちょっと情けない感じです。
恒美さんは続けます。
「やってほしいことは簡単。
マイナスとかプラスとか、この永遠のジャッジから離れていくことが大切。
そして今、マイナスに思う経験があるってことは、プラスに思う経験があるってことを知るだけ。『知るだけ』なの」
知るだけ? 本当にそれだけでいいの?
「そう、知ることが大切。
本当にそれだけなんだよ。
エネルギーで視ると、知る事によって良い悪いの両極に忙しく飛ぶ事から離れて、真ん中が光るの。知ることで真ん中にエネルギーが通る。
真ん中というのは、自分の中心であり、自分の本質を生きられる場所でもある。今の意識がそこに住めば、自分にとって良いと感じることも、悪いと感じることも、全部財産になる、と自然に感じられるの」
うーーむ、なるほど……
恒美さんよく
「決めるだけでいい」とか
「知るだけでいい」と言います。
何かを解決しようと考える時、
私たちは「どうしたら良いか」とまずは行動のことを考えてしまいがちだし、行動しないと何も変わらないように思ってしまいますよね。
でも、恒美さんの視えるエネルギーの世界の話を聞くと、私たちが持つ意識の力って本当に大きいんだなって思います。
そして、ええ? 本当に? とか言いながら、なんだかんだ素直に恒美さんの言う通りにしていると、気づいた時に問題が問題で無くなっているということ、たくさんあるのです。
この話を聞いてから私は折に触れて
「マイナスに感じる経験をしたらプラスの経験も存在する」
この言葉を思い出す様になりました。
その度に心に温かさが宿って、とても元気になります。
さて、ネガティヴと感じる経験をたくさんしてきた皆さん。
皆さんには、エネルギーの世界でいわば「ポジティブ経験の貯金」が沢山あります。
してきた経験がネガティヴで辛いほど、真逆のポジティブで楽しい経験が貯金されているのです。ネガティヴな方に居続ける必要はありません。
大丈夫。
さあ、今、
「マイナスな経験をしたらプラスの経験も存在するんだ」と自分に言ってくださいね。