人工生命とスピリットマインド
こんにちは。
スタッフの依子です。
みなさん、
「人工生命」って知っていますか??
人工知能(AI)ではなく、 人工生命。
私はその言葉を聞いた時、まったくピンと来なくて、
なんだそれ?
と思っていました。
それが、
高校の友人が最近出版した本を読んで、
なるほど~と思ったのでシェアさせてください。
まず、
人工生命 とは、
「生命とは何か」
を探求する分野 だそうです。
「生命」とひとことで言っても、
その中には色々な要素が含まれます。
「生命とは何か」に関わる特徴や性質を選びだし、
コンピュータープログラムを設計し、
「人工的な生命」をプログラム上で作っていく、、
私の拙い理解では、
そんな感じに捉えています。
もっと詳しく知りたい方は、調べてみてくださいね:-)
その本の中で面白かったのは、ロボットの設計についての話です。
「部屋の中にある障害物を避けながら、
A地点からB地点まで移動する」
ということをロボットにさせようとします。
この時、やり方は二通り。
①
「脳」が認識し、
行動の計画を立てて、
行動する
という考え方で、
カメラで部屋を映し、
地図を作って、A地点からB地点までのルートを決めて、
移動させようとする。
②
その場その場で出会う環境に
相互作用して
行動する
という考え方で、
「脳」の役割をするコントロールセンターはなく、
その場その場で出会う障害を回避しながら、
移動させようとする。
さて、
障害物がある中を
A地点からB地点まで無事に辿り着けたロボットはどちらでしょうか?
正解は、、、、
②番目のロボットです!
①番目は辿り着けなかったそうです。
この話の何が面白いかって、
これは、マテリアルマインド(自我)とスピリットマインドにそっくりなんですよ~。
①番目の仕組みがマテリアルマインド。
先を見通し、計画を立て、計画を遂行するために行動する。
②番目の仕組みがスピリットマインド。
いつも今の瞬間にいて、瞬間瞬間、環境に合わせて臨機応変に行動する。
A地点からB地点へ、
障害物がある中を進むっていうのも、
「誕生」から「死」まで生きていく
私達の人生みたいではないですか?
色々計画して、目標を設定してそこを目指しても、
その通りうまくいかないことがある。
でも、現実の目の前に出てくることに
ひとつひとつ対処していると、
いつの間にか目的地についている。
「生命とは何か」
を探求する科学の分野で、
そんな実験結果があるのが
とっても面白く感じたのでした。
みなさんはどうですか?
みなさんは一番目と二番目のロボット、
どちらの仕様に近いですか?
一番目に近いなあ、、うまくいかないことがあるなあ、、と思っても、大丈夫。
二番目の仕様になるには、新しいプログラムを使えばいいだけ。
それが、
マテリアルマインドからスピリットマインドに切り替える
っていうことなんだと思います。
スピリットマインドを目覚めさせ、
マテリアルマインドからスピリットマインドに切り替えることを
助けるのが、スピリットマインド・トレーニングです。
ジェフリーの話している言葉を翻訳し、
字幕、吹替を作っていく作業がもうすぐ始まります!
それが終われば、日本での発売にさらに近づきます
その話はまた次の機会に:-)
(ロボットのお話はこちらから引用しました↓
「ALIFE:人工生命 より生命的なAIへ」岡瑞起著)