この世は真逆
恒美(ひさみ)さんと話をしていると、よく聞く台詞があります。
それは
「この世は180度、真逆になっちゃう」
です。
真逆になるというのがどういうことかと言うと、
例えば、「気がつくといつの間にか、こうなっていた」
という変化をしていた時。
こういう変化は、意識せずに自然な状態で起こったので、
いつそうなったのかは大抵の場合、分かりません。
するとこの変化について、人に伝えようと思うと、
「気がついたら、こうなったような気がします」
といった、何だかフワッと弱い表現になります。
「いつの間にか自然にそうなっている状態」というのは、
エネルギーの視点から見ると、
実はとってもパワフルな状態なのですが、
このパワフルな状況を、この世で言葉を使って表現すると弱い表現になるのが、
真逆になっちゃうこの世の不思議なのだそうです。
これは、
自我の意識であるマテリアルマインドが自分の領域から、魂の意識であるスピリットマインドを解ろうとするから起きてしまう「誤作動の様なもの」なのだそうです。
マテリアルマインドとスピリットマインドは周波数が違うので、解ろうとしても難しいんですね。
このように恒美さんは、
この世界は真逆だという話をよくしてくれます。
他にも、例えば新たな未知の状況に接した時、
スピリットマインドは「ワクワク感」を感じるけれど、
そのワクワクエネルギーをマテリアルマインドで解釈すると
「不安」になったりするのだそうです。
ワクワク感と不安感、真逆ですよね?
でも、実は同じエネルギーなんですね。
ここまで読んで、有名な「吊り橋理論」を思い出した人もいるかもしれません。
「吊り橋理論」とはカナダの心理学者によって1974年に発表された、感情の生起に関する学説です。実験に協力した独身男性たちが感じた、揺れる吊り橋を渡ることで生じる緊張感が、そこで出会った女性への恋愛感情と誤認されたというものです。
本来なら不安•緊張と解釈されるであろうドキドキを、女性に対するトキメキと誤認するという、同じ感情エネルギーを意識が真逆の意味に解釈することを示す話なんですね。
恒美さんの視るエネルギーの世界とこの3次元世界の間では、
まさにこの様なことが全般的に起こっているというわけです。
恒美さんは言います。
「だからね、普段の意識と繋がるマインドの主導権を、
マテリアルマインドからスピリットマインドに渡した方が
人生の幸せが増すよね~」
確かに。
未知のことにチャレンジする時、
不安で潰されそうになるより、ワクワクする方が幸せです。
そして心も楽になりそう。
シンプルに楽な方が断然いいです、もう。笑
ふと思ったのは、
これからスピリットマインドと繋がった意識で日々を生きたら、
不安はワクワクに、
悲しみは愛おしさに、
寂しさは解放感に、
憎しみは思慕に、
そんな風に、感情の解釈が真逆に変わっていくのかもしれないな、ということ。
自分を取り巻く重い感情が、こうして軽く解釈される様になったら、
どんなに生きるのが楽になるでしょう……
皆さんは、そんな自分の人生が想像できますか?