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自分のままでいることが役に立つ【前編】

こんにちは。
スピリットマインド編集部のともこです。

皆さんは、今している仕事、好きですか?
楽しくてワクワクしますか?
自分らしくいられますか?

「そんなわけ、ないでしょう〜」
「給料は我慢料、仕事なんてそんなもの」
こんな声が聞こえてきそうです。

前回の記事(みんなが同じスタート地点に立って自分の個性を楽しむ時代)に関連して、仕事について恒美(ひさみ)さんが話してくれました。

「これまでの世界は、マテリアルマインド(自我)が活性化するエネルギー循環だった。だから今まで私たちは、これまでのやり方を継続したり伝統を大切に守っていくといったマテリアルマインドが得意なことに自然と意識が向いて、結果、縦社会が発展したことは話したよね。

でも、これからは、縦社会ではなくて、横社会が発展して行くの。
縦社会は一本の道の中に何人もの人が積み上げられて行くイメージ、横社会は一本の道に自分しかいないイメージ。
自分しかいないからその道を歩くために、自然と自分自身の個性に意識が向くようになって、そして自分のままでいることが役に立つ、という視点に戻って行く。

もちろんこれからも縦社会のエネルギー循環にその人の本質が合っている人はいて、そういう人は伝統や習慣、今までのやり方を守る事が自分にとって自然かつ普通にできて、楽しかったりワクワクしたりする。それは本質に合っているというサインだから、それでいいの」

そうなんですね。前回の記事でもお伝えしたように、これから私たちは「自分の本質で生きる」時代を迎えます。
だから伝統を大切に守っていくことや、今までのやり方や継続していくということに自分の本質が合っている人は、そこで生きていくことが自分自身の本質を生きることなので、それはそれでいいのですね。

いつの時代も、その時代のエネルギー循環に合っている人、つまりその時地球に降り注がれているエネルギーとうまく循環している人が、心の充足感を持ち何かを創造するパワーを発揮して、幸せを感じて人生を送って来れたそうです。
常にエネルギーが先で、私たちがそれに合うように変化していく。この時代のエネルギー循環を、私たち人間が変えることはできません。

今流れてきている新しいエネルギーは「自分の本質を生きる」というわけですから、今もし、仕事をしていていつも苦しく自分を見失う感覚があるのなら、この新しいエネルギーによって、自分の本質が突かれているのです。

この時、今まで見えていなかった新しい世界を見たいなら、古いものを終わらせる勇気を持つ必要があります。
それは、今一番あなたを苦しめている状況との活発なエネルギー循環から離れる勇気、そのエネルギー循環を終わらせる勇気。それが仕事の場合は、その仕事をやめる勇気です。

私がかつて仕事をしていた業界のうちの一つに、なかなかの縦社会なところがありました。その仕事自体は好きだったので頑張ってしがみついていたのですが、
その空気感が私には合わなくて、いつも緊張していました。

その仕事をしたい人は沢山いたし、新しい人は次々と出てくるので、
その業界にいる人たちは自分の立場と仕事を無くさないため、とても閉鎖的で厳しい態度を取っていました。
私は最初の頃は実績を積んでいけば楽になると思っていたのですが、
頑張って何かを手にしても、その積み上げたものがその後の安心の保障になるわけではありませんでした。常に「自分の代わりはいくらでもいる」というプレッシャーとの戦いです。

それは私だけではなく、古くからいる人たちも含めてみんな同じ状況でした。
なので長くいる人の中にはパニック障害とか鬱病などを発症する人も珍しくはありませんでした。

恒美さんは続けます。
「縦社会でのし上がって行ってそこで認められないと、自分は落第生、価値がない、ダメだという感覚を持ってしまう。この場所で認められないと人生が全否定になってしまう。
だからやめる勇気を持てない人が沢山いる。ボロボロになっても、縦社会の中でのし上がっていくのがマテリアルマインドの重視する物質世界だから。

なぜボロボロになっても辞められないのか、というのをエネルギーの状態で見ると、マテリアルマインドは時として一つのエネルギー(この場合のこのエネルギーは思考とか信念)だけを異常に活性化させて循環させる状態を作ることをするからなの。これは、重要なのはこれだ! と一つの視点に固執する意識として現れる。ここでこうなれたら幸せになれる、とその視点一点にエネルギーを注ぐ。その様子は、まるで虫眼鏡で日光を集めて発火させるような一点集中なの。

だからボロボロになっても疑問も持たず、自分がボロボロになっていることにさえ気づかずに縦社会でのし上がって行くことをする。
でもね、それが行きすぎてしまうとそのエネルギーが異常に活性化して、自分の本質を楽しむというところから大きく分離してしまうの」

結局、私の本質は古い縦社会で認められるところにありませんでした。
仕事を続けたくてしがみついていたその時は、自分はダメだダメだ、という思いに打ちのめされ苦しんでいました。今思うと、だからこそしがみついていたのかもしれません。
そしてしがみついているその時は、辞めることは何もかも失うような感覚があり、とても怖いことでした。

しかしとうとうある時、辞めたのです。
辞めた時はやっぱり、そこで今まで積み上げてきたことは何もかも、
失ってしまったなと思いました。

でも、そこから、自分自身に戻れたのです。
認められたい、認められなければ、というところを抜けて、
そんな気持ちも忘れてしまうくらい、自分に戻れたのです。

そうしているうちに、
「ともこさん自身のままで、ともこさんらしく書いてほしい」
と恒美さんから、この仕事の依頼を頂きました。

人は自分の発する波動に共鳴した現実を体験している、とよく言われていますが、
私も自分に戻る体験が始まった途端、ありのままの私を必要としてくれる仕事がやってきたのです。

(後編へ続く)

 

 

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