人と自分を比較する思考
私たちが生きている今この時は、新しい時代への過渡期です。
これから来る次の時代は今までと価値観が真逆になり、お金や地位や肩書きなど外側の持ち物よりも、自分が本質と一致していることが大切になってくると、恒美(ひさみ)さんは言います。
そんなこれからの新しい時代には、今までは通用したけれど、これからは必要なくなる物の考え方がたくさんあります。
その中でも、持って行きたくない思考の代表格が、「人と自分を比較する思考」なんじゃないだろうか、と私は思います。
今までは、限られた席に人を当てはめていくという縦社会でしたから、
限られた席に座れる自分であるために、人と自分を比較したりしたわけです。
でもこれからは、どんな人にもその人の座る席が用意されている横社会になると恒美(ひさみ)さんは言っています。
横社会では、誰しもが必要とされその個性の代わりはいない、という状態になります。
と言うことは、人と他人を比較して色々考えたり思い悩んだりする必要がなくなるってことですよね?
私もずいぶん長いこと、人と自分を比較してはクヨクヨと悩んでいた気がしますが、
今ではすっかりそんな気分を忘れています。
ただ、今、組織や集団に属して仕事などをしなくてはならない場合は、比較しないでいるというのはまだまだ難しいかもしれません。
だって何より古い時代の価値観は、人々の意識の中にこそ長く生き続けるものだから(だから、時代の空気・エネルギーが変わっても、それについていけない人が出てくるのでしょうね)
組織や集団など人が集まる場所では、比較されたりつい比較してしまったり、ということがまだまだ起こりがちだと思います。
では、人と比較された時や、人と自分を比較する思考が頭をもたげた時、どうしたらいいでしょう?
恒美(ひさみ)さんに聞いてみました。
「自分がエネルギーの球体で、その中心に自分の意識があると想像してみて。
その球体の中に、自分以外のエネルギーを入れちゃっているのが人と比べている状態なの。
真ん中にいる自分という意識の点より、自分以外のエネルギーが上にあれば劣等感を感じるし、それが下にあると優越感を感じるんだよ」
そうなんですね。
比較しているときをエネルギーの視点で見ると、自分以外のエネルギーを自分というエネルギーの球体に入れちゃってる状態なんですね。
「そう。そして、他の人のエネルギーが入っている状態だと、本来の自分のエネルギーを輝かせることができなくなっちゃうの」
ええ、そんなの嫌だな……
自分本来のエネルギーを輝かせることができなくなっちゃうなんて。
でも思い出してみると、そんな時ほど、輝いて見える他の人が余計に気になっちゃったりします。
比較しない方がいいのは頭でわかっていても、ますます気になっちゃいます。
うーん、どうしたらいいのかな……
「そんな時はね、イメージで、球体の中に入っている自分以外のエネルギーを外に出すこと。
これをしてみて。
そして、球体の中を自分のエネルギーだけで満たすようにイメージする。それだけでも変わるよ」
そっか、それだけでいいんだ。そんなに難しいイメージじゃないですよね。これだったら出来そう。
このイメージをするだけで変わるなら、試しにやってみよう。
「うん、是非やってみて。
人間のイメージ力は、自分自身を輝かすためにこそ使ってね」
うん、ありがとう!
恒美さん。
ここまで読んで、イメージするだけで何が変わるの?と思う人もいるかもしれませんね。
でも、恒美さんの教えてくれるイメージワーク、
効果絶大なんです。
振り返ってみると、恒美さんと出会って以来私がしてきたことは、イメージワークも含めて、教えてもらうことを愚直に? コツコツ積み重ねただけ。
本当にそれだけで、気がついたら生きるのがとてもラクになったんです。
もし誰かと自分を比較して苦しい気持ちになったら、モノは試しでこのイメージワーク、是非やってみてくださいね。
やっているうちに、あれ? 気がついたらいつの間にか、ラクになっていたよ……という実感を得る日が来るかも知れません。そんな経験を、皆さんとシェアできたらとても嬉しいです。