親からの愛を十分に受け取れなくても 〜 ひさみ ストーリー ③
私は、シングルマザーの家庭で育ちました。
いつも母のエネルギーは
極端にバランスが崩れていて
複雑な循環をしていました。
そして彼女は
どんな状況でも
常に不安や疑いを生み出せる
天才でもありました。
普段は、私の中で
人の言動とエネルギーとの
照らし合わせが起きている時は
スピリットマインドの
どんなときも守られている感覚の中で
知らされ理解していくのですが、
母親に関してだけは少し違っていました。
守られている感覚が全く感じられないまま
不安定な中で知らされていくのです。
母親を通して
バランスが崩れた
複雑なエネルギーの種類の質を
不安で張り詰められた気持ちの中で
深く理解していきました。
それは、
エネルギーの循環の滞りは
愛(光)がうまく届いていない箇所だということ。
そして、
このアンバランスなエネルギー状態を
キープし続けることが
生きる原動力になっている人もいるということ。
母親のエネルギーの状態を
理解するのは
私にとって
楽しいことではありませんでしたが
常に不安で、不安定な中に身を置く体験が
今となっては必要なことだったとわかります。
大人になって
その根深いパターンに
向き合うときが来た時
その時の私が
このエネルギーが流れる仕組みを
深く知っているために。。
私達はこの世に誕生してすぐに
母親(世話をする人)のマテリアルマインド(自我の性質)との循環が始まります。
スピリットマインド(魂と繋がった性質)が
全開だった私も、
母親とは私のマテリアルマインドが優位で循環しました。
子供の頃の私は
母からの愛が届いていない箇所を
マテリアルマインドの質「条件付きの愛」で
満たそうと、一生懸命頑張る私がいました。
どんな私(自我)だったら、
愛してもらえるか
どんな私だと、愛してもらえないのか。
安全ではなくなるのか。。
どうしたら母親が元気になるか
笑顔になるか。。
どんな自分でいたら
喜んでくれるのか、私をみてくれるのか。。
そう、誰もが持っている
愛を受け取るために必要だったパターンを
一生懸命つくっていきました。
これから話すことは、大人になった私の視点から、言葉で表現しているものです。
当時は、感覚として思いだすことで繋がり循環していました。
これから話すことは、大人になった私の視点から、言葉で表現しているものです。当時は、感覚として思いだすことで繋がり循環していました。
私が幼稚園に行き始めた頃、3、4歳の頃だったでしょうか。
ある女の子のエネルギーがとても気になるようになりました。
言葉で表現すると、ふかふかでキラキラなエネルギー。
その女の子のエネルギー循環に、私はいつも強く惹きつけられます。
それは親からの無償の愛を充分に受けっとっている満ち足りたエネルギー、愛の循環です。
肉体を持っている次元の、マテリアルマインドの私には無いエネルギー循環でした。
ある時私は、その子に歩み寄り、
いきなり腕をつねった後、両頬を平手打ちします!しかも続けざまに数回、、、
ふかふかでキラキラは大好きなのに、、。
私はその性質と違う自分の行動に、ただびっくりします。
勿論その子は大泣きし、先生がやってきて私を離れた場所に連れて行きました。そして、先生は何が起きたのか、私に尋ねます。
私は、「誰かが来て、いきなり○○ちゃんのことをぶったの」と言いました。先生は、「そうだったのね。それは怖かったわね。」と優しく話を聞いて、抱きしめてくれました。
すぐにわかる嘘をついた私を咎めるでもなく、しかるわけでもなく、
ただ、話を聞いてくれました。
一切の否定もせずに。
この時、先生が発したエネルギーとの照らし合わせが始まり、一瞬にして、他者との愛のエネルギー循環ができるとわかり、エネルギーの質と仕組みを知らされます。
マテリアルマインド(自我)は、親の愛を十分にもらえていないと、愛の循環が満ちている人間に対して、時に意地悪な行動をとったり、愛の循環が欲しくて嘘をついてしまう時があります。
もしあなたの近くに、そのような子供がいたなら、
どうか、ただ、その子の世界をそのまま受け止めて、抱きしめてあげて欲しいです。
子供のエネルギーは、まだとてもシンプルで、とっても純粋で、そして柔軟に変化します。そして何より、大人よりも無条件の愛の感覚をすぐに思い出せます。
ですから、周りにいる大人から、判断のない無償の愛を受け取れれば、自分の中の愛とすぐに繋げ、自ら愛の循環を大きくしていくことができるパワーがあるのです。
もう少し詳しく、今の私から説明をすると、、、
私達は純粋な愛の性質のまま、この世に生まれてきます。
でも、肉体を持って生まれてきた私達は、同時に、自我が備わります。
その自我に繋がった視点を持つ思考、マテリアルマインドは、この世界の属し「生き残ること」を意識し、危機感や危険を察知し、安全であること、安心できることに敏感なマインドになります。
でも小さい頃、愛を惜しみなく注がれ、受け取っていると、あの時の女の子のように、ふかふかでキラキラなエネルギーが、マテリアルマインドでも循環されます。
その循環の基盤は、その後、自分で人生を切り開いていく時、安全や安心に敏感なマテリアルマインドが、すぐに恐れを循環しだしても、自分自身に愛を注ぐ循環が容易にでき、自分が選択する人生の流れを素直に信頼できるのです。
一方、小さい頃に親からの愛を充分に受け取っていないと、マテリアルマインドの領域の一部にエネルギーの循環率が低い部分があり、穴のようにも見えるエネルギーの歪みができます。子供にこのエネルギーの状態がある場合、愛と真逆の性質、意地悪な行動をしたり、嘘をついたりすることがあります。このエネルギーをずっと循環し続けて大人になる方もいますが、ほとんどの子供は、親以外でも愛を受け取れる人物を、無意識レベルで察知し、愛の循環を自分の中に作り出していくパワーを持ち合わせているので一過性で終わります。
幼少期に愛を受け取っているか否かは、その後の人生にずっと影響する重要な鍵になりますが、ここで私が伝えたい一番大切なこと。
それは、現実で親からの愛を充分に受け取っていなくても、必ず他の関係性の中で私たちは愛を循環できるということ。
大人になってから気付いたとしても決して遅くはありません。今のあなたがスピリットマインドを思い出していくことができれば、無条件の愛の循環を、自分自身で活性化して大きな循環にしていくことができますので悲観的にならないで下さいね。
幼稚園の先生との体験を、スピリットマインドで理解してからの私は、
自分や他の子の「愛を受け取っていない部分」光が届いていない箇所を見せられるたびに、宝物を発見したような気分になり、無邪気にエネルギーをじーーっと見続けるようになります。(笑)
それがのちに、人々が自分の中にある愛を思い出していく流れに、意識の焦点を合わせるお手伝いができるようになっていき、今ではこれが、セッションでクライアントさんを視る時のエネルギー調整にもなっています。
6歳頃までの幼少期は主に、愛の性質が、私の「エネルギー辞典」にインプットされていきました。
愛を受け取ることの大切さや、それがどのように人の言動に影響していくか、エネルギーをとおして愛の基盤を理解した後、スピリットマインド全開のまま小学校生活に突入します。
前回お話ししたように、小学生の頃は、マテリアルマインドの欲求から生まれる人間の野心や仮面など、言動とエネルギーを照らし合わせながら、私の「エネルギー辞典」が出来上がっていきましたが、
13歳のある日、直感的言語で、「自分自身の在り方が変化する」と知らされます。
どんな変化かというと。。。
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