二つの次元を照らし合わせエネルギーを理解していく幼少期 〜 ひさみ ストーリー ②
<幼少期〜13歳> スピリットマインド全開
子供の頃、私にとって、エネルギーが見えるのは当たり前のことでした。
でもそれは、赤ちゃんと同じで周りにあるエネルギーは「ただ見えている状態」。
私の場合、人を見ると、その人の肉体と、その人のエネルギーが二重に重なって見えます。もっと感覚的にいうと、同時に二つの次元が存在している感じです。
今では、二つの異なった次元として理解できますが、
子供の頃は、現実、自分の中で同時に存在しているこの二つの次元を、どのように見ればいいのか全くわかっていませんでした。
初めの頃は表面に現れている言動とエネルギーの質が
大きく異なっている人物を見かけると、その違和感が不思議で
知りたくなりワクワクしていました。
そのワクワクした気持ちに従って、じーっとエネルギーを眺めていると
そのエネルギーの質にあった言葉が勝手に出てきてしまうのです。
(本心の方をストレートに言葉にしてしまう)
すると周りの人々、特に大人から怪訝に思われることがよくありました。
例えば、
母親同士が数人集まって何か話をしていた時
その場にいない 他のお母さんのエネルギーが見えます。
今思えば噂話をしていたのでしょうが
子供の私はその不思議な違和感に興味深々、目をキラキラさせ質問してしまいます。
「どうしていつも○○ちゃんのお母さんがいないのに○○ちゃんのお母さんのお話をしているの?」
「○○ちゃんのお母さんが大好きだからよ」
「えーおばちゃん嘘つき。違うよ!大嫌いなんでしょ。」
から始まり、無邪気にそのままを質問し続けてしまいます。
それは、もちろん触れられたくない本音の部分ばかり。
それが、ある母親の癇に障ってしまいます。
それ以降私が友達と遊んでいると、その母親は私に向け以前とは明らかに違う独特のエネルギーを発してきます。そのエネルギーは実際のトゲとよく似ているエネルギーの種類で、眺めているだけなのに痛みを覚えます。
私の中にそのエネルギーが循環しだすと、どんな時も守られている私という感覚が極端に薄れていきます。
心の奥がキュッと縮こまる感覚と同時に
心細く泣き出したくなる感情の中にいる不安定な私を、私の全体で体験します。
言葉にすると、辻褄が合わなくなりますが、
私の全体で体験しているのに、同時にエネルギーの仕組みを知らされている私もいるのです。
その私は安全で守られた領域の中で
不安定な私が今感じているエネルギーの性質と、そのエネルギーから生まれる感情の種類、人間がそのエネルギーにはめ込んでいく言葉や思考のパターンを知らされ理解していきます。
言葉にすると、ややこしく、私が理解するまでの時間を感じさせてしまいますが
実際には指をパチンと鳴らしたくらい、
そう1−2秒で知らされ理解する感じです。
子供の頃は、このような感じで日々エネルギーと照らし合わせ知らされる連続。
そんな経験を重ねていく中で
「あれ?もしかしたら周りの人は このエネルギーの世界
が見えていないのかも。。。」
と気づき始めました。
何故なら、もし仮にみんなエネルギーの世界が見えていたとしたら
自分で外側のエネルギーと内側のエネルギーを合わせずにはいられなくなる筈だから。
スピリットマインド(魂と繋がったマインド)が全開のこの時期、
先生や友達のお母さんなど、周りの大人の態度とエネルギーの流れを見て、
人が外に見せている部分と本音が違う状態の人のエネルギーの質と仕組みを
理解するようになりました。
10歳頃には、外側に見せるエネルギーの質と内側のエネルギーの質の違いが大きい人を見るたび緊張するようになり、「エネルギーの方を見て何か口にする時は気をつけよう」と思うようになります。
詳しいことはまたの機会にお話しますが、
他者に意地悪な態度を取ったり、言ったりする人の
複雑なエネルギーの仕組みも理解しました。
小学生ながらに、大人社会で循環している野心とエゴのエネルギーの質も理解しました。
人間の外側の印象や言動とエネルギーを照らし合わせて理解していく経験の中で、子供ながらに強烈に覚えているある教師の記憶があります。
その先生は表向きは生徒思いの優しい先生のように振る舞っていましたが、そのエネルギーが全く持って内側に見つけることができなくて、思わず口にしてしまったのです。
「先生は頑張ってるつもりかも知れないけど、腹黒いからこのままだと教頭先生にはなれないよ!」
腹黒いとか、そんな言葉も知らないくせに出てきちゃうのです。笑
勿論、その後の私の学校生活は波乱万丈で(笑)その腹黒い先生のおかげで、野心が肥大したエネルギーの質を持つ人を突いてしまうと、どんな現れ方をするか、エネルギーと照らし合わせたくさん知ることができました。(笑)
ちなみにその先生は、女性教師へのセクハラが問題になり残念ながら出世はできなかったようです。
「エネルギーの世界で見えていることは口にしない方がいい」と思うようになってからも、私は、ずっと、スピリットマインド全開で2つの次元を照らし合わせ知らされ理解していきました。
次回は、私が小学校生活に入る前、本当に小さい頃(多分、3歳か4歳)に
スピリットマインドで理解した大切なことのお話をします。
その理解は、愛の循環の大切さ、自分自身や他者の言動を理解する大きな視点を与えてくれました。
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